耐震補強の効果

補強工事の効果

補強前

壁=緑開口部(窓など)=水色 築29年の木造二階建ての住宅
南側(図面下部)の開口部分を大きくとっている。

また、北側(図面上部)にも水回りの明り取りを兼ねた開口部や勝手口ドアなどが集中しているため、全体的にX(横)方向の壁量が不足している。そのため、現行の建築基準法に当て嵌めると必要とされる壁の量を満たしていない。

また、リビングルームを広く取っているため、Y(縦)方向の壁が東側(図面右部)に偏って配置されている。
そのため、Y方向に必要とされる壁量は充分であるにもかかわらず建物の中心となる重心と、力のかかる中心の剛心 が離れてしまっている。

補強後

壁=緑開口部(窓など)=水色耐震補強壁=赤耐震補強金物=●、■ 診断の結果に基づいた耐震補強設計案
X(横)方向の壁量不足を補うために、耐震補強壁を設置し壁量の増加を行う。

東西方向に生じた偏りを小さくするために、西側の耐力が増すようにY(縦)方向に耐震補強壁を配置し、重心と剛心のズレによって生じる捻じれを軽減させる。

また、阪神大震災で注目された柱のホゾ抜けによる倒壊を防ぐために引き抜き力が大きい柱の脚部にA・E・ホールダウン金物を設置し、構造上主要な柱の脚部に柱脚補強金物を設置する。

動的耐震診断

建物に実際に震度1程度の地震波を与え、建物の挙動を計測し、解析することにより
「震度いくつの地震まで安全か」を表示するシステムです。詳しくはビィック株式会社のサイトをご覧ください。

改修前

補強前の家屋を動的耐震診断を用いて南関東直下型地震を想定して解析を行った結果南側の損傷の危険度が高い。

また、東側と比較して西側の危険度も高くなっている。

改修後

先ほどの家屋に耐震補強を施した状態で、再度、動的耐震診断を行った結果、南側の安全性が高まった。
東側と西側の安全性の差が縮まった。

東西南北すべての方向において南関東直下型地震として想定されるM7.2に対して、
安全性が上回る診断結果が得られることとなる。

これらの動的耐震診断の結果は、実際に家屋に震度1程度の地震派を与えて得られた数値なので、
より的確なシュミレーションとして、補強工事による確かな効果が得られたものと考えられます。

動的耐震診断のお申込も承っております。

ご希望の方は メール にて ご連絡いただくか お電話 (03-3337-9201) にてお問合せください。

(※動的耐震診断を行うには家屋の立地条件等に制限がございます。 詳しくは弊社担当者にお尋ねください。)